はじめまして。「& JAFCO POST」編集部です。
今回、約1年かけて検討してきたJAFCOの新バリューを発表させていただきます。
バリューのアップデートを通じて、JAFCOがどんな想いでこれからどんなことを目指していくのか是非知って頂けると嬉しいです。
キャリア採用比率が6年で2倍に。JAFCOの組織力をより強化していきたい
JAFCOはベンチャーキャピタルが日本ではまだ知られていなかった頃から投資という事業を通じて挑戦を続け、2023年で設立50周年を迎えました。同年2月にはパーパス「挑戦への投資で、成長への循環をつくりだす」を新たに策定し発表。加えて、JAFCOには元々バリューがあったのですがパーパス策定にあわせて、JAFCOという組織をより強くしていくために、全社員が大切にしていきたい行動指針を新たに言語化しました。
ここ数年のJAFCOは、毎年新卒で数名が入社するのに加え、キャリア採用も積極化しており、全従業員に占めるキャリア採用の社員の比率は4割以上、2024年3月末時点で国内の従業員数は126名になりました。6年前と比較するとキャリア採用比率は2倍近くに!
多様なバックグラウンドを持つ社員が増える中でこのバリューを共通認識として強い組織になっていきたいと思います。
(横軸:各年3月末時点)
4つの新しいバリューをご紹介
全社員で作り上げた4つのバリューを紹介させていただきます!
当事者たる覚悟でやり抜く
- Own it and see it through -
私たちにとっての未上場投資は、投資先企業・ファンド出資者・株主との共同事業です。その使命を担いつつ、人生を懸けた事業創造・成長に挑む起業家・経営者と向き合うには、誰よりも強い覚悟と意志を持った当事者であるべきと考えています。
何事も主体的に、自らの想いを原動力としながら、いかなる挑戦・困難に対しても責任を持ち、諦めず最後までやり抜きます。
より早く、より深く、より高みへ
- Move faster, dive deeper, reach higher -
世の中が急速に変化する中、常に高い成果を出し続けるためには、自らに限界を作らず成長し続けることが重要です。
常に先を読んで動きつつも、物事の本質を捉えて徹底的に考え尽くすことで、より高みを目指して自らを追求し続けます。
多様な強みで共創を
- Draw on differences to ignite creativity -
今よりも大きな価値や、全く新しい価値を生み出すためには、社内・社外のさまざまな強みを掛け合わせることが必要不可欠です。
異なる経験・価値観・知恵を持つメンバーを尊重し、互いの力を引き出し、発揮し合うことで、次なる成功を共に実現する強い組織を創っていきます。
開拓者たれ、真摯であれ
- Be pioneers, stand for integrity -
日本でベンチャーキャピタルの知名度がまだ低かった時代から、私たちは世の中の荒波に何度も揉まれながらも、開拓者たる想いで独自のスタイルを築いてきました。
私たちはこれからも強い開拓の意志を持ちながら、正々堂々と真摯に、これまでと変わらずに新たな市場を切り拓く思いで挑戦し続けます。
総検討時間130時間以上、530個の表現案から新しいバリューを策定
複数のチームに分かれ全社員参加型のワークショップを行いました。これまでの「JAFCOらしさ」を振り返ったうえで、新たに大事にしていきたい価値観や行動を考えました。
その後、バリュー策定プロジェクトが発足し、各部門のメンバーで表現案を試行錯誤して検討してきました。(なんと打合せ回数合計62回、130時間以上!)出てきた表現案は約530個...!
(社内資料より抜粋)
バリュー醸成施策:全社員が想いを語る社員リレー
バリューは作った後にいかに醸成させるかが大事です。2023年11月の社内公表後、いくつか行ったバリュー醸成施策から、全社員参加型企画「社員リレー」の投稿についてご紹介。社員数人が日替わりでバリューに対する考えや想いを全社のslackに投稿する企画で、いくつか投稿をピックアップしてみました。
▼ベンチャー投資メンバー
Q1. 最も共感するバリューはなんですか?
【当事者たる覚悟でやり抜く】
VCの仕事をやっていてよかったなと思う時は、起業家と一緒に喜び、悲しめること。
投資先の社長の皆さんと、あの時あの店でMTGしたとか、あの時辛かったよねとか、後々に、盛り上がれる思い出話がたくさんあることが自分の誇りの一つです。それは当事者であるがゆえの特権だなと思うので、このバリューにしました。
Q2. 今後力を入れていきたいバリューはなんですか?
【多様な強みで共創を】
VC、キャピタリストという観点で言うと、本来個人や少人数でも成り立つ業態であるし、実際にそうしているVCファンドも多い。個人や小規模でなく組織でやる意味は、多様な強みを持っている人がたくさんいることで、1+1=2ではなく、∞になるはず。
自分一人ではできないことが、この組織であればより大きなものが実現できるそんな組織が理想です。ベンチャーキャピタリストとして働いていくのであれば「絶対にジャフコ」、私自身今でもそう思ってますが、さらに強化していきたいです。
▼バイアウト投資メンバー
Q1. 最も共感するバリューはなんですか?
【当事者たる覚悟でやり抜く】
案件の提案もソーシングも当事者たる覚悟でやらないと、年間1件の投資も難しい競合ひしめくバイアウト業界では投資が実行できないと思います。何度も競合と競争して、なんとか取れそうなところにきても、競合も死に物狂いで案件をひっくり返しにくる度に正直しんどい!と思いますが、その度に、覚悟が足りなかったと反省しています。また、PMIにおいても、高みから指示を出しているだけでは投資先企業の従業員には響きません。マネジメントや経営は、実践で投資先企業から気づかされることも多く、当事者たる覚悟でやり抜きたいです。
Q2. 今後力を入れていきたいバリューはなんですか?
【より早く、より深く、より高みへ】
バイアウトチームは業界の位置づけはチャレンジャーだと思っています。
PEファンドのトッププレイヤーが日々進化している以上に進化しないと永遠にトップレベルになれないと思います。より早く、より深く、より高みへを連呼して突き進みたいと思います。
▼ファンド運用部メンバー
Q1. 最も共感するバリューはなんですか?
【開拓者たれ、真摯であれ】
一番気に入っているバリューです。PE投資の根幹は開拓者精神。常識にとらわれずに、これまでにない未来を作っていくという姿勢は、JAFCOで歴史的に受け継がれてきたものだと思いますし、今後も不変のものだと思ってます。
他方、常識にとらわれずにやるだけで、市場を牽引してきたのかというと、それだけではないと思ってます。それが「真摯であれ」に込められていて、この事業や市場を健全に発展させるためにジャフコが大事にしてきたもの、「自己規律」、「高い倫理観」、「信頼」、「誠実」、「法令順守」、「せこいことはせずに王道を進む」といった意味合いを含んだワードと捉えてます。この開拓者と真摯という2つが両輪になっているのがJAFCOらしいなと思っていて、一番気に入っているバリューです。
Q2. 今後力を入れていきたいバリューはなんですか?
【多様な強みで共創を】
ファンド募集のときに、出資候補先から「JAFCOの一番の強みは何ですか?」と聞かれたときに、「人です」と即答してました。それだけ、JAFCOには個性の際立った優秀なメンバーが集っていると思ってます。それぞれの強みや知見・ネットワークを上手く活用・連携できれば、JAFCOはもっと強くなれると思いますし、ファンド募集をより強化するという観点でも、今後力を入れていきたいバリューです。
▼管理部人事メンバー
Q1. 最も共感するバリューはなんですか?
【 開拓者たれ、真摯であれ】
ジャフコの以前のロゴが「船の帆」であったように、このバリューには「荒波・航海・帆船」に通じるジャフコの歴史が凝縮されていると感じました。風を受けてなびく船の帆は帆の張り方によって進路が決まるように、どちらの方向に進むかは自分達次第でもあり、取り組む姿勢を再認識させてくれるバリューだと思います。私自身も、信頼と誠実さを大切に日々努力していきたいです。
Q2. 今後力を入れていきたいバリューはなんですか?
【より早く、より深く、より高みへ】
世の中の変容がはやく、過去には想像もできなかった職場環境や働き方へと大きく変化しています。これらの変化に柔軟に対応し、常に進化し続ける姿勢が求められていると感じています。ジャフコらしい働き方が実践できているか、「先を読んで行動し、より価値を高めるために思考する」このバリューを羅針盤にして日々の業務を着実に取り組んでいきたいです。
JAFCOではキャリア採用を積極的に行っています!
JAFCOではキャリア採用を積極的に行っています。バリューに共感して頂いた方は以下の採用ページから是非ご応募ください。
採用ページ:https://hrmos.co/pages/jafco-group/jobs
・「挑戦と開拓」の50年。日本のスタートアップ・エコシステムの変遷から考える、ジャフコの未来
https://www.jafco.co.jp/andjafco-post/2023/12/18/000357/
・新卒・中途メンバーから見た「ジャフコの人材育成」、他社にはない研修・教育のあり方
https://www.jafco.co.jp/andjafco-post/2023/10/11/000344/