JAFCOの投資とは

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 新規事業に挑む方々に"新たな出会いと気づき"の場を創る「新規事業担当者大交流会」ー100名規模オフラインイベント初開催ー
新規事業に挑む方々に"新たな出会いと気づき"の場を創る「新規事業担当者大交流会」ー100名規模オフラインイベント初開催ー

スタートアップが社会に大きなインパクトを与えるには、資金や人的リソースの豊富な大企業とのオープンイノベーションがひとつの鍵になります。

ジャフコのビジネスディベロップメント(以下「BD」)部のマーケティング・セールスチームでは、投資先企業の価値向上のために、マッチングカンファレンスなど様々な施策を通じて、事業会社と投資先企業とのオープンイノベーションを促進する機会を創り出してきました。そのような思いを軸に、ジャフコでは事業会社と投資先双方に対して以下の図のような支援や企画を日々展開しています。

 

大交流会挿入画像1.png

今回はそのなかでも、事業会社の方々との接点強化を目的とした「新規事業担当者大交流会」をご紹介します。

「新規事業担当者交流会(以下、大交流会)」は2022年10月19日(水)に初めて開催した100名規模のリアル交流会です。大手企業の新規事業担当者を中心に呼びかけ、合同会社Co-nnect Inc.やWeWork Japan合同会社の協力のもと、実現に至りました。

業界の垣根を超えて大手企業の新規事業担当者が集う、今までにありそうでなかった大規模交流会。イベントのポイントとその背景をBD部の山本 惇志とファンド運用部の徳原久雄からお話します。


【プロフィール】

・ジャフコ グループ株式会社 ビジネスディベロップメント部 山本 惇志(やまもと・あつし)
新卒で株式会社ジャフコ(現 ジャフコ グループ株式会社)に入社。九州支社に在籍し同地域スタートアップへの投資業務を経験。現在はビジネスディベロップメント部にて、投資先支援及び、大企業とスタートアップの協業支援に従事。

・ジャフコ グループ株式会社 ファンド運用部 徳原 久雄(とくはら・ひさお)
1986年に新卒で日本合同ファイナンス(現ジャフコ グループ)に入社。国内スタートアップ企業の発掘・投資業務に、東京・大阪・仙台にて17年ほど従事。投資担当した先33社のうち16社がIPOを果たしている。投資企画部門・ファンドアドミニストレーション部門を経て、2011年から、ファンド運用部にてLP出資者へのIR活動およびファンドレイズを担当。現在は、日本におけるリスクマネーの創出のため、ファンドレイズを主要任務としながら、事業会社のCVCや新規事業の担当者との連携を進めている。

【大交流会の概要紹介】

開催日時:2022年10月19日(水)17:00~19:00
場所:WeWork丸の内
参加費:無料

<第一部>新規事業の課題におけるカジュアルディスカッション
<第二部>同じ「参加目的」を持つ参加者同士の情報交換
<第三部>懇親会(立食形式)

<ご参加下さった企業一例(順不同)>

アマノ株式会社、オリックス銀行、グンゼ株式会社、コクヨ株式会社、サンフロンティア不動産株式会社、セイノーホールディングス株式会社、デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社、パラマウントベッド株式会社、ヤマシンフィルタ株式会社、宇部エクシモ株式会社、株式会社JALUX、株式会社LIFULL、株式会社インテック、株式会社ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、株式会社オートテクニックジャパン、株式会社コナミデジタルエンタテインメント、株式会社スクロール、株式会社ナック、株式会社ネオジャパン、株式会社リコー、株式会社リロクラブ、株式会社伊藤園、株式会社日本経済新聞社、関西テレビ放送株式会社、九州電力株式会社、阪和興業株式会社、三喜商事株式会社、三菱地所リアルエステートサービス株式会社、住友商事株式会社、綜研化学株式会社、綜合警備保障株式会社、大塚オーミ陶業株式会社、東海テレビ放送株式会社、東海旅客鉄道株式会社、南海電気鉄道株式会社、日販グループホールディングス株式会社、日本証券金融株式会社、菱電商事株式会社、富士フイルムビジネスイノベーション株式会社、富士通フロンテック株式会社、富士通株式会社、ENEOSホールディングス株式会社、Moon Creative Lab Inc.

婚活パーティを参考に「意味ある出会いの創出」を目指して

大交流会の開催に至るまでの経緯を教えて頂けますか?

山本 ジャフコの強みの一つが、これまでに築いてきた投資先企業や大手企業、出資者などとの幅広いネットワークです。だからこそ、そのリソースを活用し、スタートアップや大手企業といった枠組みを超えて、互いの成功経験や失敗体験を共有しあえる場を作りたい。そんな思いから、今回の大交流会を企画しました。


徳原 接点の強化を目的としたこれまでの企画を振り返ると、ジャフコスピーカーからの発信よりも参加者同士の交流が盛り上がりやすい傾向にあります。バックグラウンドが近い人同士、同じような課題感を感じている事が多いため、情報共有や意見交換がスムーズに進むのです。そこで、大交流会では背景が近い方々同士がつながり合える状況を意図的に作ることを意識しました。


山本 良い出会いや何かしらの学びを得られたかどうかで、交流会の意義は大きく変わります。しかし、一般的な交流会の場合、良い出会いや学びがあるかどうかは運次第です。

「新しい出会いと新たな気づき」をより主催者の意図をもって参加者に提供できないか。
その場に飛び込むだけで、参加者の誰もが示唆深い議論を交わせる場を創り出せないか。

そんな思いから、意味ある出会いを創出する場として、婚活パーティをベンチマークにした上で当日のプログラムを組み立てました。


徳原 プログラムの工夫としては、次のような施策を行いました。

  • 各テーブルごとにファシリテーターを設置
  • 5分毎に太鼓の音を鳴らし、違う方と挨拶ができるきっかけを作る
  • 参加者同士がいきなりディープな質問をしやすいように以下の質問カードを用意

場が盛り上がりすぎるあまり、当日は施策の一部が上手く機能せず、想定外の部分もありました。とはいえ、参加者アンケートによると、他のイベントよりも「交流しやすかった」という回答が88%、「10名以上と名刺交換できた」という回答も98%だったため、参加者の方々の横のつながりを創るという意味では成功したと考えています。

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参加者の98%が10名以上の名刺交換を実現できた大交流会当日

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徳原 参加者の方々からは「様々な業種の大企業で新規事業に取り組んでいる担当者がこれだけ大規模に集まる場は他にない」と総じて好評でした。許可を頂けた方のお声を一部、以下にご紹介します。


■アンケートで頂いたご感想(一部抜粋)

「それぞれの参加者との共通の目線を持った交流が非常に意義深いと感じました。これだけの方々を集められるジャフコさんならではの非常に価値ある企画だと思います」

「各社の課題を共有する中で共感するところも多く、また具体的な解決の糸口もたくさん頂きました。何より新規事業に対するモチベーションが大いに上がりました」

「異業種連携目的で出席しましたが、その目的を大いに果たせました。普段接点がない企業の新規事業担当者と交流できたのもよかったです。プログラムとしては完璧だったと思います」

「どんな新規事業に取り組み、どんな課題にぶつかっているのか。お互いの情報を知った上で名刺交換できたので、本当に相談したいときに連絡できそうな方々と出会えました」

ーーー


山本 今回はリアル開催のため、オンラインよりも反応が鈍いのではないかと思っていたのですが、予想を遥かに上回る好反応でした。新規事業カンファレンスなどの企画で接点を頂いた方を中心に、試験的に300名程度の方に個別でご案内したのですが、申し込み率はなんと40%超。北海道や九州からもお申し込みがありました。

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大交流会を振り返っての今後の目標と将来への展望

山本 初回開催ということもあり、今回はお声がけする人数を絞らせて頂いたのですが、次回以降はもっと多くの方に大交流会のご案内をしていきたいと考えています。今後はより規模を拡大しながら回数を増やしていく予定です。また、今後も様々なワークショップやプログラムをご用意し、新規事業創出に向けて共創しあえる関係を皆様と作っていきたいと思っています。

今後の目標としては「出会いが増えてよかった」で終わらせることなく、今回の出会いから協業に繋げていけるように、点から線へと様々な工夫をしていきたいと考えています。


徳原 長年蓄積してきたナレッジや機会の提供を通じて、スタートアップに限らず、新規事業の創造にコミットしている方と一緒に、ジャフコは引き続き新規事業の創造にコミットして参ります。

大交流会をはじめ、冒頭でご紹介したような各種企画のご案内はメールマガジンにて定期的に配信していく予定ですので、興味関心がおありの方は下記のフォームより登録頂ければ幸いです。

https://forms.gle/L8ioSoQ5JyTad6J68